「ひらめき☆ときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ~」プログラム開催のお知らせ(高校生向けプログラム)

平成28年度

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ひらめきときめきサイエンス
~ようこそ大学の研究室へ~KAKENHIとは?

研究機関で行っている最先端の科研費の研究成果について、小学校5・6年生、中学生、高校生の皆さんが、直に見る、聞く、ふれることで、科学のおもしろさを感じてもらうプログラムです。

★研究機関でみんなどんなことをしているの?
★○○教授ってどんなことを考えているの?
★どうしたら研究者になれるの?
★研究者は普段どんな研究をしているの?

研究者がプロデュースする体験・実験・講演などを通して、そんな疑問に答えます。
普段はめったに見ることができない研究者との対話などから、科学の楽しさ、難しさ、不思議に触れてみましょう。全国の研究機関が、いろいろなプログラムを用意して、研究機関で行う研究に興味と関心のある小学5・6年生・中学生・高校生のご参加をお待ちしております。

※「ひらめき☆ときめきサイエンス-日本学術振興会-」HPより抜粋


【沖縄キリスト教学院大学 実施プログラム】

精神障害者・回復者雇用の重要性
―医療・保健・福祉分野及び教職課程履修の上で―

プログラム代表者 近藤 功行(こんどう のりゆき)
<先生の紹介>

 

<プログラム紹介>

今回実施しますプログラムは、担当者(=近藤功行)の所属する大学への進学目的となるものではありません。これから、県内外の医療・保健・福祉分野を目指す皆さんを対象に募集をはかります。また、大学入学後、小・中学校の教員免許を取得する上で、介護等体験の実習科目を履修します。ここでは、身体・知的・精神障害者のことを学ぶことになります。そのため、医療・福祉・保健系に進学した後で、大学院進学を考えている皆さん、また教員免許を取得することになる皆さんにとって、入学した大学でも障害者理解・障害者雇用のことは学ぶ機会はあるかもしれませんが、奄美大島からの外来講師をお招きして、琉球弧の1離島の障害者施設設立に至る経緯などを知る機会は、ここでしか味わえません。医療福祉の神髄を学ぶこととなります。夏休み始めの1日、このプログラムに費やしてみてはいかがでしょうか。 実施にあたっては、受講生の皆さんが、将来、研究&教育を目指すこと、大学院で学ぶ場合も想定しています。なお、本プログラムに関心のある方のお越しは歓迎します。担当者は、医学系の学会に関わっています。学問的にも、障害者就労はとても大事であると考えています。皆さんがこのプログラムに参加した際、1つの記念になるようにある絵を描いてもらったりもします。こうして、本企画に参加したことが心に残してもらえれば幸いです。無事プログラム終了となった後、当日の流れを書いた冊子をつくり、参加してくださった皆さん1人1人に配布します。当日出た質問も、この中で回答しています。こうした記録をつくる目的は、この年の1つの行事への参加記録にしていただき、人生の中でまた振り返ってみて欲しいです。そのお手伝いを、「何でかねぇ~」から始まる研究ですが、研究とは何か、皆さんと夏の1日をご一緒し、取り組んでゆきます。  ※本プログラムは、奄美大島の実態、情報伝達を限られた時間で伝えたいため「講話」形式となっています。しかし、最大限、対話重視の「講話」を実施者並びに恵川龍一郎所長とで目指してゆきます。また、当日配布する資料、実施後に皆さんの質問に答える追加資料などを作成し、皆さん1人1人にお届けします。ここでは、学習のふりかえの場も設定しています。こうして、実りある1日になるよう、実施者でも努めてゆきたいと考えています。

プログラム当日のスケジュール予定はこちら

プログラム名 精神障害者・回復者雇用の重要性
―医療・保健・福祉分野及び教職課程履修の上で―
(整理番号:HT28326)
分野 医歯薬学
実施担当者 近藤 功行(こんどう のりゆき)
沖縄キリスト教学院大学大学院異文化コミュニケーション学研究科 教授
沖縄キリスト教学院大学人文学部 教授
開催日 2016年8月13日(土) 10:15~16:10
開催場所 沖縄キリスト教学院大学(SHALOM 1-2教室) アクセスマップ
参加費 無料 ※昼食(お菓子・飲み物)付
持ち物 筆記用具、ノート
募集対象 高校生30名
申込〆切 2016年7月22日(金)
問合わせ先 沖縄キリスト教学院大学 企画推進課
住所:沖縄県中頭郡西原町字翁長777
TEL:098-946-4161 FAX:098-946-1241
E-mail:

 
<先生の紹介>

近藤 功行(こんどう のりゆき)

沖縄キリスト教学院大学大学院異文化コミュニケーション学研究科教授
沖縄キリスト教学院大学人文学部 教授

kondo大学院博士課程在籍中、日本学術振興会特別研究員DC・PDの沖縄県での採用第1号となりました。大学院生時代は、人類生態学・公衆衛生学をベースとした研究に関心を持っていました。特に、フィールドワークを基とした基礎的な研究です。その頃からずっと、終末期医療・ターミナルケア・在宅介護に関わる内容や終(つい)・死の場所に関して、与論島を通して調査研究を継続してきています。「沖縄の昔を見るみたいだ」と、沖縄から与論島にやってきたオジイ・オバアはそう語ります。何で、でしょう。「何でかねえ!?」。今回の研究紹介は奄美大島からが中心です。「何でかねえ!?」が、そもそも研究の走りです。探求を5年10年とやってゆくことで、この「何でかねえ!?」のいくつかが解明されるのではと考えます。正確には、発見かもしれません。解明には、もっともっと時間がかかりますね。でも、セレンディピティ(serendipity)を、つかむことが大事です。
今夏、1日だけのプログラムですが、一緒に体験をしましょう。そして、一緒に走ってゆきましょう。


 
<プログラム詳細スケジュール>

10:15 集合確認(受付にて)。
資料など配付。
10:30~10:45 開会宣言。
担当者挨拶(予定可能であれば、学長挨拶)。
お手伝い学生&スタッフ紹介。
プログラム内容の紹介。
「科学研究費(科研費:カケンヒ)」の説明について(研究代表者:近藤功行から)
10:45~11:00 用意した用紙(A4版1枚)に絵を書いて貰う。
①今と将来を結びつける内容、②障害者と健常者(=この用語に関しては「障害者」に対する用語として説明する)をイメージする絵。
11:00~11:10 (休憩)
11:10~11:55 近藤功行談話:科学研究費で目指したもの・目指しているもの。科学研究費獲得の重要性と今回、紹介したい研究から。
11:55~13:00 (お昼休み:弁当・御菓子支給)
13:00~13:45 恵川龍一郎所長の講話:精神科病院と精神障害/回復者小規模作業所、こうした精神障害者(回復者)の就労の重要性を奄美大島から発信する視点
13:45~13:55 (休憩)
13:55~14:40 近藤・恵川所長講話:精神障害者(回復者)理解はなぜ必要なのか。
14:40~14:50 (休憩)
14:50~15:30 総括。
受講者の皆さんからの感想や意見発表。
午前中実施の①②の絵の解説(①=恵川龍一郎所長、②=近藤功行、から)。
15:30~15:45 今回の企画に関してのアンケート記入時間(トイレ休憩可)
15:45~16:00 『未来博士号』の授与(受講者1人1人に手渡し)
16:00~16:10 会場内の後片付け(みんなで)。プログラム終了宣言(主催者:近藤功行)。
解散。