「ひらめき☆ときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ~」プログラム開催のお知らせ(高校生向けプログラム)

平成29年度

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ひらめきときめきサイエンス
~ようこそ大学の研究室へ~KAKENHIとは?

研究機関で行っている最先端の科研費の研究成果について、小学校5・6年生、中学生、高校生の皆さんが、直に見る、聞く、ふれることで、科学のおもしろさを感じてもらうプログラムです。

★研究機関でみんなどんなことをしているの?
★○○教授ってどんなことを考えているの?
★どうしたら研究者になれるの?
★研究者は普段どんな研究をしているの?

研究者がプロデュースする体験・実験・講演などを通して、そんな疑問に答えます。
普段はめったに見ることができない研究者との対話などから、科学の楽しさ、難しさ、不思議に触れてみましょう。全国の研究機関が、いろいろなプログラムを用意して、研究機関で行う研究に興味と関心のある小学5・6年生・中学生・高校生のご参加をお待ちしております。

※「ひらめき☆ときめきサイエンス-日本学術振興会-」HPより抜粋


【沖縄キリスト教学院大学 実施プログラム】

障害者雇用の大切さを学ぶ視点

プログラム代表者 近藤 功行(こんどう のりゆき)
<先生の紹介>

 

<プログラム紹介>

今回実施しますプログラムは、実施者の所属する大学への進学目的となるものではありません。これから、県内外の医療・保健・福祉分野を目指す皆さんを対象に募集をはかります。また、大学入学後、小・中学校の教員免許を取得する上で、介護等体験の実習科目を履修します。ここでは、身体・知的・精神障害者のことを学ぶことになります。そのため、医療・福祉・保健系に進学した後で、大学院進学を考えている皆さん、またこうした教員免許を取得することになる皆さんにとって、入学した大学でも障害者理解・障害者雇用のことは学ぶ機会があります。しかし、奄美大島から外来講師をお招きし、琉球弧の1離島の障害者施設設立に至る経緯などを知る機会は、ここでしか味わえません。まさに、医療福祉の神髄を学ぶこととなります。夏休み始めの1日、本プログラムに費やしてみてはいかがでしょうか。実施にあたっては、受講生の皆さんが、将来、研究&教育を目指すこと、大学院で学ぶ場合も想定しています。なお、本プログラムに関心のある方のお越しも歓迎します。実施者は、医学系の学会に関わっています。そこで、障害者就労はとても大事であると痛感することがあります。皆さんが本プログラムに参加した際、1つの記念になるように冊子を作成してお配りしています。また、無事プログラム終了となった後、当日出た質問に回答した追加の冊子を作り、参加して下さった皆様1人1人に配布しています。こうした記録をつくる目的は、このプログラムに参加していただいた記録でもあり、また、人生の中でこの時のことを振り返ってみて欲しいのです。今夏、1日だけのそのお手伝いを、実施者は、致します。そもそも、「何でかねぇ~」から始まるのが、研究です。研究とは何か、皆さんとこの夏の1日をご一緒し、探求してゆきましょう。

プログラム当日のスケジュール予定はこちら

プログラム名 障害者雇用の大切さを学ぶ視点
(整理番号:HT29339)
分野 医歯薬学
実施担当者 近藤 功行(こんどう のりゆき)
沖縄キリスト教学院大学大学院異文化コミュニケーション学研究科 教授
沖縄キリスト教学院大学人文学部 教授
開催日 2017年8月12日(土) 10:15~16:10
開催場所 沖縄キリスト教学院大学(南3-5教室) アクセスマップ
参加費 無料 ※昼食(お菓子・飲み物)付
持ち物 筆記用具、ノート
募集対象 高校生30名
申込〆切 2017年7月21日(金)
※当プログラムは先着順にて受付を行います。
問合わせ先 沖縄キリスト教学院大学 企画推進課 金城 太(きんじょう ふとし)
住所:沖縄県中頭郡西原町字翁長777
TEL:098-946-4161 FAX:098-946-1241
E-mail:kikaku

 
<先生の紹介>

近藤 功行(こんどう のりゆき)

沖縄キリスト教学院大学大学院異文化コミュニケーション学研究科教授
沖縄キリスト教学院大学人文学部 教授

kondo大学院博士課程在籍中、日本学術振興会特別研究員DC・PD採用、DC=琉球大学第1号・PD=山口大学第1号となりました。大学院生時代は、人類生態学・公衆衛生学をベースとした研究に関心を持っていました。特に、フィールドワークを基とした基礎的な研究です。その頃からずっと、終末期医療・ターミナルケア・在宅介護に関わる内容や終(つい)・死の場所に関して、与論島を通して調査研究を継続してきています。「沖縄の昔を見るみたいだ」と、沖縄から与論島にやってきたオジイ・オバアはそう語ります。何で、でしょう。「何でかねえ!?」。今回の研究紹介は奄美大島からが中心です。「何でかねえ!?」が、そもそも研究の走りです。探求を5年10年とやってゆくことで、この「何でかねえ!?」のいくつかが解明されるのではと考えます。セレンディピティ(serendipity)を、つかむことが大事です。今夏、1日だけのプログラムですが、一緒に体験をしましょう。そして、一緒に走ってゆきましょう。


 
<プログラム詳細スケジュール>

10:15 受付(集合場所:本学南棟3-5教室)
10:30~10:45 開会宣言。
担当者挨拶。
お手伝い学生&スタッフ紹介。
プログラム内容の紹介。
「科学研究費(科研費:カケンヒ)」の説明について(研究代表者:近藤功行から)
10:45~11:00 用意した用紙(A4版1枚)に絵を書いて貰う。
①今と将来を結びつける内容、②障害者と健常者(=この用語に関しては「障害者」に対する用語として説明する)をイメージする絵。
11:00~11:10 (休憩)
11:10~11:55 近藤功行談話:科学研究費で目指したもの・目指しているもの。
科学研究費獲得の重要性と今回、紹介したい研究から。
11:55~13:00 (お昼休み:弁当・御菓子支給)
13:00~13:45 恵川龍一郎所長の講話:精神科病院と精神障害/回復者小規模作業所、こうした精神障害者(回復者)の就労の重要性を奄美大島から発信する視点
13:45~13:55 (休憩)
13:55~14:40 近藤・恵川所長講話:精神障害者(回復者)理解はなぜ必要なのか。
14:40~14:50 (休憩)
14:50~15:30 総括。
受講者の皆さんからの感想や意見発表。
午前中実施の①②の絵の解説(①=恵川龍一郎所長、②=近藤功行、から)。
15:30~15:45 今回の企画に関してのアンケート記入時間(トイレ休憩可)
15:45~16:00 『未来博士号』の授与(受講者1人1人に手渡し)
16:00~16:10 会場内の後片付け(みんなで)。
プログラム終了宣言(主催者:近藤功行)。
解散。