【活躍する卒業生】通訳士として海外で働く

取材日:2020年11月

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仲里 真由美
英語コミュニケーション学科 2014年3月卒業|与勝高等学校
【勤務先】Honda North America, Inc.
Q1. 現在、どのようなお仕事をされていますか?また、お仕事の魅力ややりがい等について教えてください。
現在、アメリカジョージア州にあるHONDAトランスミッション生産拠点にて、通訳/翻訳士として会議通訳およびオペレーションに関する資料の翻訳業務を担当しております。
私は英語が大好きで英語をツールとし、人の役に立つ仕事に携わりたい、少しでも会社の縁の下の力持ちになりたいという思いで通訳/翻訳の世界に飛び込みました。会議通訳といっても多岐にわたる会議が設けられており、私は主に日本人の社長、アメリカ人の副社長、米人マネージャー、日本から派遣された駐在マネージャーらが参加する事業報告会などに出席し、同時通訳を行っております。
通訳業は知識7、スキル3といわれるほど、事前にあらゆる分野における勉強を要し、実際に会議でどれだけ的確な訳出がタイムリーにできるかが問われる業務なので、私は会議の合間にリサーチし、知識を少しずつ増やすように心掛けています。同時通訳をとおして会議をスムーズに進行させ、企業のオペレーションに貢献できるというのは非常にやりがいがあります。英語が大好きで、人の役に立てるお仕事に携わりたいとお考えの方は是非とも一度は同時通訳/翻訳に挑戦してみることをお勧めします。
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▲上層部(米人マネージャー、日本人マネージャー)に報告用資料の見直しを行なっている様子。

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▲基本的には日本語から英語、英語から日本語へと同時通訳をします。 会議によってはリモートでの参加もあります。

 
Q2. 在学時、印象に残っている授業について教えてください。
授業名とその理由も併せてお願いします。
キリ学・キリ短の強みであるネイティブスピーカーとのOralの授業がとても印象深いです。私はOralの授業をとおして、英語で考え、間違ってもいいから実際に口に出して自分の意見を述べるという一連の流れをマスターすることができました。ネイティブスピーカーの先生らは学生が遠慮なく英語で会話ができる雰囲気づくりをしてくれただけではなく、丁寧に発音の仕方や日常生活で使える英語フレーズを毎日教えてくれました。恥ずかしさのあまり英語で意見を伝えられない場面や、間違ったらどうしようとクヨクヨした時期もありましたが、Oralの授業をとおして典型的な恥ずかしい気持ちや不安を取り除くことができました。
Q3. 英語コミュニケーション学科で学んだことが、現在の職場で活かされている、 役に立っていると思ったことについて教えてください。
現在、Honda North America, Inc.にて日々、通訳/翻訳を遂行するにあたり英コミで培った日英同時通訳および翻訳の基本、『英文法』『英語でのスピーチ』『リサーチ力』『プレゼン能力』が毎日活かされています。キリ学で4年間英語漬けの日々を過ごし、自信をもって「キリ学に進学して本当に良かった」と心から思います。
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▲マイデスクにて愛用の辞書で翻訳中

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▲会議前ウィンクで気合いを入れてます(今回の会議ではマイクをとおしての同時通訳となりました。)

 
Q4. 英語コミュニケーション学科の魅力について教えてください。
ネイティブスピーカーの先生らと授業の中で英会話ができるだけではなく、休み時間もカフェテリアや研究室で気軽に話しをすることができるキリ学は県内外からみてもすごく魅力のある大学です。英コミでは4年間をとおして、英語の基礎レベルから応用レベル(英会話・英文法)をマスターできます。更に英語をツールとし『通訳や翻訳』、そして『プレゼンテーション』を行うなどといった実技を習得することができます。それにより大学を卒業し、社会人になった時、英コミで培った一つひとつのツールが武器となり、競争率が高いグローバル企業でも通用する英語力を身につけ、自信を持って活躍することができます。
Q5. 受験を考えている高校生等へメッセージをお願いします。
現在ご存じのとおりグローバル化が進み、英語をツールとして活躍できる人材が、県内や県外だけでなく海外でも求められています。「英語が大好き」「英語で自分の意見を発信できるようになりたい」「バイリンガルになりたい」等と思っている受験生には、ぜひキリ学でネイティブスピーカーの先生らから生の英語を学び、そして4年間英語漬けの毎日を送ることで、英語を習得し世界へ羽ばたいていってもらいたいと思います。
私は母子家庭で育ち経済的な面から大学に行くのは厳しいと言われ辛い思いをしました。それでも高校2年生の時から憧れのキリ学のオープンキャンパスなどに何度も足を運び、どのような奨学金制度があるのか等を相談しました。キリ学スタッフの皆様が親身になって相談にのってくださり奨学金制度を説明してくれました。その時に不安な気持ちから解放された私は厳しい環境下に置かれていてもキリ学に行って英語を習得し、「海外で活躍できる人材になる」と決意しました。
現在さまざまな理由で進学を悩んでいる受験生がいましたら、遠慮なくキリ学スタッフに相談し、悩みの種を取り除くことをお勧めします。受験生のみなさんには是非キリ学で英語をマスターし県内、県外、そして海外で活躍して欲しいです。

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