【地域連携事業】2024年度理科教育支援事業を実施しました

【掲載日】2025-03-27

 

沖縄キリスト教短期大学では児童の「理科」への興味関心・意欲を高めることや、小学校教員の理科指導力向上という地域課題の解決に向け、西原町教育委員会との地域連携事業に関する協定に基づき、西原町立の小学校教諭並びに児童を対象に地域こども保育学科の内間清晴教授と照屋建太教授、公益財団法人沖縄こどもの国職員の髙江洲義尚氏が年間72コマの理科教育支援事業を行っています。

16年目を迎えた今年度も、「台風と天気の変化」、「電気と私たちのくらし」、「地球に生きる(人と環境との関わり)」、「夏の星座」など様々な内容の授業を行いました。担当された小学校の先生方からは「本事業を通して児童の理科への興味関心が高まっていることを実感した。」、「児童たちが興味をもって学んでくれた。指導方法なども参考になった」などの評価をいただきました。

 

本事業では、今後も多くの児童が理科に興味関心を持ってもらえるよう取り組みを続けてまいります。

 

【理科教育支援運営委員長 内間清晴教授のコメント】

2009年4月からスタートした理科教育支援事業は今年度で16年目となり、これまで行なった支援授業は1152回となりました。どの支援授業においても児童たちは食い入るように目を輝かせて実験を見て、歓声をあげて喜び、不思議や疑問に思うことは積極的に質問し納得して学んでいく姿勢は、私たち支援者には大きな励みとなり、本事業の大切さを痛感しています。

今年度の支援授業を終えるにあたり、小学校の先生方からは以下のような感想がありました。

「本事業のおかげで、児童たちが理科にとても興味をもち、授業終了後に質問をたくさん受けた。我々教員にとっても学びが深まる内容でした。児童たちが楽しみながら学んでいる様子が見られ、とても感謝している。担任の先生から、支援者の先生の指導方法から学ぶことが多くあったとの声が寄せられた。教わった単元のテストで満点をとる児童が多くいて、あるクラスでは全員満点であった。」

上記のような成果が出ているのは支援者と小学校の先生方が良好な協力関係があってこそだと考えています。今後も実験や観察を通して理科好きな児童を育てていくことを目標とし、また小学校の先生方の理科指導力向上に繋がっていけるように、毎回の授業を大切に地道に歩んでいきたいと考えています。