沖縄キリスト教学院の皆さんへ

【掲載日】2020-12-11

沖縄キリスト教学院の皆さんへ

12月3日(木)、私達の大学でも一人の新型コロナウィルス感染者が学生の中から出たという報告がなされました。本学では、安全確認のため同日午後から4日間、キャンパスへの出入りを禁止いたしました。幸い、この学生と濃厚接触をしたと思われる人達は検査の結果陰性、クラスターは発生しませんでしたので12月7日(月)から対面授業が再開されました。
皆さんの努力によって、対面授業が何とか維持されています。しかし、現在の新型コロナウィルス感染の状況は、急激に悪化しております。このままでは、対面授業ができなくなることも予測されます。これまで以上に、根気強くコロナウィルス対策を徹底してください。
一方、新型コロナウィルスの流行はウソだという「コロナ陰謀説」が、まことしやかにネット上で流布されています。これは、全く根拠のない悪質なデマであると言わざるを得ません。12月10日現在、全世界で156万人以上の人がコロナウィルスの為に命を落としており、感染が深刻な地域では医療体制も崩壊しています。流行初期、「陰謀説」を主張したトランプ米大統領自身もコロナウィルスに感染し、適切な対策を怠った米国は世界で最多感染者と死者(28万人以上)を出しました。
ワクチンや治療薬が開発されていますが、いまだに配給は不充分で効果も不明です。結局、私達自身が気をつけなければなりません。ウィルス対策の基本は、マスクを着けること、手洗い、消毒、うがい、他者との距離、密集を避け、密閉した場所に入らない(三密)基本が重要です。
皆さん自身を守ることだけではなく、皆さんの家族や友人を守る為です。コロナウィルスに感染していても熱などの症状が出ない人もいます。しかし、その人から知らない間に感染して生命を落とす人もいます。〈自分は若いから大丈夫〉などという自己中心的な考えは捨ててください。マスクを始めとした予防対応は、皆さん自身と周囲の為であり、隣人、大学、社会の為なのです。
学長 金 永秀