「学院」誕生

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▲旧沖縄キリスト教団
首里教会

 本短大は、1957年、沖縄キリスト教団によって創設されました。第二次世界大戦の悲惨な経験から、戦争というものの愚かさと偏狭な国家主義の弊害を痛感しました。その反省に立って、聖書の教えを基盤とする普遍的真理・人類愛・平和を希求する人材の育成を目標とする学園を設立したのです。沖縄県における最初の私立高等教育機関であり、県内唯一のキリスト教主義高等教育機関でもあります。

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▲初代学長・理事長
(故)仲里朝章

1957年4月9日に、「沖縄キリスト教学院」(院長:仲里朝章)として、那覇市首里の首里教会において開校式を行なっております。仲里院長は、その開校の辞の中で、次のように述べています。「沖縄を国際的平和の島にするには是非ともキリスト教文化が基礎をなさねばならない。そこでわれわれは新しい沖縄の建設に直面して、キリスト教の精神を身につけた人材の育成が急務であることを確信して、この学校の設立を計画しました。」(沖縄タイムス1957年4月9日夕刊)

1959年に、当時の琉球政府より財団法人として設立認可され、沖縄キリスト教学院短期大学(理事長・学長:仲里朝章)にキリスト教学科の設置が認可されています。専任教員9名・専任職員2名の小さな大学で、第1期キリスト教学科の卒業生は、わずかに14名(男子5名・女子9名)でした。

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