学生サークル「Ladybird」が県庁ならびに本学学長室にて内閣府特命担当大臣表彰の報告を行いました
【掲載日】2024-12-05
▲左から新垣学生支援部長、仲里准教授、仲間さん、天願さん、子ども未来部の皆様
11月29日(金)、第2回「未来をつくる こどもまんなかアワード」にて、未来をつむぐ「こども・若者」部門で、内閣府特命担当大臣表彰を受賞した学生サークルLadybirdサークル長の天願希珠南さん、イベント統括の仲間千花さん、サークル顧問の仲里和花准教授、学生支援部長の新垣友子教授の4人が沖縄県こども未来部を表敬訪問し、受賞報告を行いました。
こども未来部の真鳥部長からは「学生ならではの自由な視点で、社会全体の模範となる。敬意を表したい」というお言葉をいただきました。
※こちらの様子は12月3日(水)付の琉球新報・沖縄タイムスにも掲載されました。
・「生理の貧困の解決、男女共に取り組み」キリ学サークルが内閣府大臣表彰を県に報告 【琉球新報】
・生理題材の授業「今後も」 大臣表彰 キリ学サークルが報告 【沖縄タイムス】
また前日の11月28日(木)には、サークル長の天願さんと、サークル顧問の仲里准教授が学長室を訪問し、受賞報告を行いました。
金学長から「皆さんの行っている活動は男女関係なくとても大事なこと。ぜひ継続して頑張ってほしい」との激励が送られました。
Ladybirdには現在16人が所属しており、2週間に1回学内のトイレ数か所にナプキンを補充する活動を行うほか、県内各地で出前授業を行うなど、「生理の貧困」に関する周知活動に努めています。
▲左から金学長、天願さん、仲里准教授 ▲Ladybirdのオリジナルステッカーをプレゼント
受賞に関する記事はこちらから↓
本学学生サークル「Ladybird」が内閣府特命担当大臣表彰を受賞しました!
(Ladybirdの紹介:(顧問)英語コミュニケーション学科准教授 仲里和花)
本学の学生サークルLadybirdが、第2回「未来をつくる こどもまんなかアワード」内閣府特命担当大臣表彰 未来をつむぐ「こども・若者」部門 を受賞しました!!
Ladybirdは、2021年、大学の講義を通して、SDGsと地域課題を学ぶ学生らが、「子どもの貧困」が女性や子どもに大きな影響を与えている実態を学び、講義終了後も、年間を通じた活動として、サークル活動へと発展していきました。県内外の学生を対象に「生理に関するアンケート調査」を実施し、そこで得られた課題を把握、解決策について話し合い、生理用品を無料で提供できること、分かりやすい形で大学生が出前授業に行ける体制を構築してきました。
これまでの活動は、生理への理解・認知度を上げていくため、SNSでの情報発信、生理に関するアンケート調査の実施、経済的困窮で生理用品を購入できない県内大学生への無償配布や講演会等のイベントを開催しています。また、毎年5月28日を「生理をジェンダーレスで考える日」として制定するためのクラウドファンディングを立ち上げ、2021年11月4日に日本記念日協会登録も行っています。
現在の主な活動内容は、性別に関係なく男女ともに互いを理解し、生理について話せる社会を目指して、小・中学校の児童生徒を対象にした出前授業を実施し、精力的に活動しています。これまで、中城村立中城中学校、豊見城市立伊良波中学校、豊見城市立豊崎小学校などで、出前授業を実施してきました。また、5月28日の「生理をジェンダーレスで考える日」に因んで、今年は、7月14日、思春期保健相談士を招いての講演や、生理用品の展示、ステッカー販売などを実施し、イベントを開催しました。
Ladybirdのメンバーは、「中学生と近い年齢の自分たちが教えることで、生理の話題をもっと身近に感じてもらえれば」と、出前授業などを通して、男女の区別なく、クラスで共に生理について考える教育の取り組みを行っています。生理の貧困は、「経済的貧困」だけではなく、生理に関する知識が不足する「知識的貧困」、男女別の性教育により生理をタブー視する「教育的貧困」もあるとし、これらの解消に向けて、取り組んでいます。
生理の貧困に関心を持ち、Ladybirdに携わって、サポートしてくれる学生が増えることを願っています。今後とも、Ladybirdの活動へのご協力を、よろしくお願いいたします。