【保育科】「こうのとりのゆりかご」田尻氏 特別講義~未来の保育士、赤ちゃんの命を学ぶ~

【掲載日】2019-11-29

2019年 10 月 18 日、沖縄キリスト教短期大学保育科において、赤ちゃんの命を救う「こうのとりのゆりかご」の開設に関わった看護師・田尻由貴子氏による、特別講義が行われ、保育科学生約200人が受講しました。

「こうのとりのゆりかご」は、2007年熊本県熊本市の慈恵病院に設置された、匿名で赤ちゃんを預けることのできる施設で、設置にあたっては賛否様々な議論が起こりました。田尻氏は、「ゆりかご」開設時、慈恵病院看護部長として、開設の中心的な役割を務めたお一人です。現在は、由来助産院・相談役を務めています。

 

 特別講義では、田尻氏が「女性のライフステージにおける保育 ~こうのとりのゆりかごから見た若年妊娠の支援~」と題して話されました。保育・福祉現場での実習を控えた学生たちは、真剣な様子で聞いていました。時おり見せる田尻先生の笑顔や言葉は、しっかりと学生の心に届いていると感じました。その後の学生の感想から、「相談を受けた際には、『傾聴する』『共感する』『親身になる』『寄り添う』を大切にしたい」との声があり、先生の言葉が心に深く残り、学びとなったようです。今回の特別講義、心より感謝いたします。

 また、今回の特別講義は、『よいサマリア人保育園の創設25周年の記念事業』として、同保育園の協力を得て実施されました。よいサマリア人保育園のご協力にも深く感謝いたします。

 

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