国連機関で活躍する卒業生(仲村秀一朗さん)を招いたトークイベントを開催しました

【掲載日】2021-03-05


▲マラウイ共和国の自宅から参加する仲村さん

英語コミュニケーション学科卒業生で現在国連開発計画(UNDP)に勤めている仲村秀一朗さんを招いたトークイベントが3月3日(水)にオンラインで行われました。
玉城直美准教授がファシリテーター役として参加し、仲村さんのこれまでのキャリアや現在の仕事内容などを聞くことが出来ました。
仲村さんは小さいころからバスケットボールが好きで、NBAを見ていたことをきっかけに英語が好きになり、英語を極めたいとの思いから本学への入学を決意したそうです。本学在学中に英検1級を取得、更には米軍基地内消防士に採用されました。卒業後は消防士を続けながら通信制の大学院で防災関係の修士号を取得。国連機関で働くことを目標にしていた仲村さんはその後消防の仕事を退職し、海外経験を積むために国際協力機構(JICA)でジャマイカへ。2019年からは沖縄県出身者として初めて、米州開発銀行(IDB)に採用されました。そしてこの1月、外務省のJPO派遣制度試験に合格し、3月から国連開発計画(UNDP)で防災の専門職員としてアフリカマラウイ共和国へ派遣されています。

参加者から国連機関で働くモチベーションを聞かれた仲村さんは、
「自分は他人になにかを提供できることに幸せを感じる。今まさに多くの人々のために働けていることを実感しており、責任も感じるがその分やりがいもすごく感じている。今とても幸せです。」と笑顔で答えていました。

最後に、学生や若い世代へのメッセージとして
「世の中にどんな仕事があるのか、どんなキャリアがあるのか、そしてそれになるためには何をするべきなのかを徹底的に調べてほしい。そして自分の中の選択肢を増やしてほしい。僕自身大学時代に図書館のキャリアコーナーでありとあらゆる職業の本を読みましたから。」と力強く語ってくれました。

この度は貴重なお話をありがとうございました。
仲村さんの益々のご活躍を期待しております。

※このイベントについては、沖縄タイムス(3月7日発行 22面)にも掲載されています。

※仲村さんの活躍は2019年度発行の学報にも掲載されています。>>> 学報66号(P6)