2018年度 入学式が行われました

沖縄キリスト教短期大学 第62回
沖縄キリスト教学院大学 第15回
沖縄キリスト教学院大学大学院 第11回

入学式が行われました

 

2018年度 沖縄キリスト教短期大学、沖縄キリスト教学院大学の入学式および大学院入学式が4月2日(月)に挙行されました。

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入学式の様子

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新入生代表挨拶

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メッセージを述べる学長


 

入学式メッセージ

沖縄キリスト教学院大学
沖縄キリスト教短期大学
学長 友利 廣

 緑の息吹が清々しい本日ここにご来賓並びに保護者の皆様のご臨席を賜り、沖縄キリスト教短期大学第62回 、沖縄キリスト教学院大学第15回、大学院第11回入学式を挙行できますことは慶びに堪えないところであります。

 本日入学を許可された新入生は短期大学英語科70名、保育科110名、人文学部英語コミュニケーション学科107名、合計287名になります。編入学11名、再入学1名、大学院異文化コミュニケーション研究科1名を加えますと入学総数は300名になります。

 沖縄キリスト教学院の教職員並びに在学生同窓会後援会に代わりまして本学院の一員となりました皆さんへ歓迎の意を表したいと思います。ご入学誠におめでとうございます。

 晴れて入学許可を受けました新入生の皆さんには社会を担う人材たらんとする気概を以て日々研鑽を重ねることを祈念しております。このような強い思いを持つことこそ、これまで皆さんを励まし支えて下さったご家族、ご指導下さった先生方への恩返しになるのだということを心に刻んで頂きたいと思います。

 さて、皆さんはこれから迎える大学生活に胸を膨らませていることと思います。ここで皆さんの大学生活を実り豊かなものとするため、沖縄キリスト教学院の特色と歴史を知って頂き、大学生としての心構えについて共に考えて見たいと思っています。

 ご承知のように、沖縄キリスト教学院の特色は短期大学と4年制大学を同一キャンパスに併設する県内唯一のキリスト教系の学校法人です。

 学校教育法という法律によりますと、短大と4年制大学は異なった校種として位置づけられています。その違いとして短大には職業上の実務能力等を磨く教育体系を求め、一方の4年制大学には幅広い教養に加え専門的素養を深め応用能力を高める教育体系を求めています。

 本学院では沖縄キリスト教短期大学と沖縄キリスト教学院大学との間の協定締結に基づき、両校の優れた教師陣による多彩で密度の高い講義を受講できると同時に、校種の枠を超えて海外研修へ共に参加できる柔軟なプログラムを組んでいます。この提携関係によって学生は国際的視野を広げ、現場力を鍛えることができるようになっています。

 教育体系のこのような編成は、本学院ならではの国際交流を重視する伝統を継承し、学生の可能性を引き出すことに重点を置いた結果であることを強調したいと思います。

 今一つは、訪日観光に象徴されるインバウンド需要を呼び水とした沖縄経済の底堅い成長を受けて、本学の得意分野である語学教育に観光分野を加えた教育体系の編成を行い、国際観光を含めたMICE部門で活躍できる人材養成を推進しています。

 既に、今年度から国際航空業界やホテル業界等に対応可能な人材養成のため、優れた教育実績のある教員を揃えると同時に科目の充実に着手しています。

 また、皆さんに是非ともお伝えしたいと思っていることはイギリスの教育専門誌タイムズ・ハイヤー・エデュケーション(通称THE)2017年度日本版に本学院の国際性がランキングしていることです。留学経験者数で評価される国際性は、調査対象校150校中36位です。因みに同ランキングは国内の国公私立大学150校の教育リソース、教育満足度、教育成果、国際性の四部門に対する評価と総合評価のランキングを行ったものです。

 次に、皆さんが学び舎とする沖縄キリスト教学院の歴史へ思いを馳せ託された使命について共に考えて見たいと思います。

 国公立大学を含めた沖縄の高等教育機関の設立は米軍統治下の1950年代初頭から始まります。従いまして 大学進学を志望する若者は必然的に県外の大学で学ぶ選択肢しかありませんでした。そこにわが国の教育制度の負の遺産を見ることができます。

 ところで、県内唯一のキリスト教系大学である本学院は今から62年前に沖縄へ遣わされたウォルター・クライダー宣教師が沖縄戦で家族を失い家屋を破壊されて精神的窮地に陥っていた若者達を教育とキリストの教えにより救いたいとの思いから設立された大学です。現在、クライダー宣教師の働きを末永く学院史に刻むために本学院の図書館をウォルター・クライダー記念図書館と命名しています。

 本学院創設を語る際にクライダー宣教師と共に忘れてはならないことに、旧沖縄キリスト教教団(現日本基督教団沖縄教区)と学院創設代表者の仲里朝章牧師の働きがあります。

 旧沖縄キリスト教団は本学院の設立母体として学院の歩みに寄り添い重要な役割りを果たして来ました。一方で仲里朝章牧師は初代の理事長と学長を兼ね、学院の精神的指導者として大きな役割を果たしてこられました。

 仲里朝章牧師について今少し説明します。仲里牧師は東京帝国大学(現在の東京大学)において経済学と歴史学を修め、後に郷里へ戻り教育者としての務めを果たすことになります。1957年には学院設立に係わることになりますが、首里教会を仮の校舎として催された沖縄キリスト学院開学式典において仲里牧師が読まれた開学の辞では、沖縄の地を再び戦場としてはならないとの強い思いから沖縄を「国際的平和の島」にすべきとしこれを建学の精神へと高め、現在に至っています。

 私達は先達の働きをしっかりと継承し、大学発展の礎にしなければなりません。

 最後に、本日入学を果たした皆さんに新約聖書のルカによる福音書第12章48節のみ言葉を贈ります。

「すべて多く与えられた者は 多く求められ、多く任された者は 更に多く要求される」。

 この聖書のみ言葉を心に刻み大学生活を実りあるものにするよう祈念し学長式辞と致します。

2018年4月2日