【報告】沖縄キリスト教平和総合研究所主催 2018年特別講演会

 沖縄キリスト教平和総合研究所主催の2018年特別講演会「平和をつくる者として~戦争被害者・加害者 ふたつの視線で今を見る~」が、慰霊の日の翌日6月24日(日)15:00から本学院で行われた。

 東京ビサイドチャーチ牧師で、特定秘密保護法に反対する牧師の会共同代表の安海和宣氏を講師に招き、在学生、卒業生、一般(地域の方々)や、教会関係者、大学関係者など、50名の参加者があった。

 講演では、宣教師の子として生まれ育った安海氏が中学時代まで過ごしたインドネシアで、過去に日本軍による住民虐殺(ポンティアナック事件)があったこと、また、米国留学時に起きた米国同時多発テロの後、米国クリスチャン達がナショナリズムに染まっていき、異なった意見が言えなくなっていった状況等を話した。

 幼少期と青年期を過ごした両国で感じてきたことを通して「今の日本の状況は戦争へ突入していった米国と共通するのではないか」、そして、「人々のエゴや罪ゆえに平和破壊の極みである戦争や、人々の命が脅かされるという状況が目の前にありつつも、素知らぬ振りをして関わろうとしないことは信仰者としてどうなのでしょうか。それは平和作りの使命を放棄することを意味するのではないでしょうか」と、安海氏は問いかけた。

 本講演会は、クリスチャン新聞7月22日号に掲載されました。

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安海和宣氏(ビサイドチャーチ東京牧師、特定秘密保護法に反対する牧師の会共同代表)

安海和宣氏(ビサイドチャーチ東京牧師、特定秘密保護法に反対する牧師の会共同代表)