【学長メッセージ】新型コロナウイルスによる入学式の中止と授業開始延長について

【掲載日】2020-04-02

新入生在校生、ならびに保護者の皆様

4月1日の入学式を挙行出来なかったことについて、大変申し訳なく、また残念に思います。新入生のみなさんは、さぞかし新しい学生生活への気持ちが揺らいだことと思います。しかし、世界的な新型コロナウイルスの流行の勢いはとどまるところを知りません。沖縄は、他の地域に比べて感染者や犠牲者が少ないと言われていますが、実際はどうなのか、また今後どのような状況になるのか予断をゆるさない状況にあります。
 本学でも、なんとか入学式を挙行し、通常どおりの講義を行いたいという思いで準備をしていたのですが、断念せざるを得ませんでした。学生の皆さんの健康と生命を守り、これ以上の感染を防ぐことが最重要という認識からです。今後は、4月20日(月)まで大学での行事、講義の開始を延期することにしました。どうぞご理解をいただきたいと思います。また、今後の状況が変わるたびに,皆さんにお知らせを出しますので、毎日本学のホームページをチェックしていただきたいと思います。
 今のところ、4月19日まで自宅で講義の始まりを待ちながら自宅学習をしていただく事になります。自宅等でも当然学ぶことは沢山ありますので、学ぶ姿勢は持ち続けて下さい。そして何よりも、ウイルス感染防止のための注意を怠らないように心がけて下さい。予防のための手洗い、うがい、マスク、消毒を励行し、カラオケなどの「密閉・密集・密接」を避けるなど、小さなことを疎かにしない姿勢は極めて大切です。ウイルスへの決定的な薬が存在しない今、日常的な注意が唯一の予防方法です。このウイルス被害について楽観視して小さな予防をなおざりにしていたことが、今日の世界的大流行につながっています。ですから、この期間の旅行についても極力控えて下さい。自分自身を守ることは、ひいては皆さんの家族や友人を守ることにも繋がることなのです。
 大学の講義や生活について、分からないこと、不安なことがあれば、大学に問い合わせて下さい。では、4月20日(月)に元気な姿の皆さんにお会いできることを楽しみにしております。

学長 金永秀