【保育科】特別講義 「保育者の卵たちへ~子ども達の安全を守るために~」

【掲載日】2024-02-08

 

1/11(木)、チャペルにおいて特別講義「保育者の卵たちへ~子ども達の安全を守るために~」が行われ、保育科2年次約50人が受講しました。

保育者を目指す学生に「子どもの安全」について知識と心構えを身に付けてほしいと考え、沖縄大学地域研究所特別研究員・地域防災マネージャー(内閣府認定)の賀数淳先生をお招きして、「子どもの安全と防災」をテーマにお話しいただきました。

講話では東日本大震災の大川小学校の悲劇と釜石の奇跡、避難訓練に早歩きを取り入れた保育所のエピソードを描いた絵本の紹介など、写真や動画を交えて語っていただきました。特に、沖縄県も地震や津波など自然災害が起きる可能性が高く、子どもたちを守る保育者にとって防災の心構えは重要であることを伝えてくださいました。最後に、1月1日に発生した能登半島地震に対して、今私たちが出来る支援について教えてくださいました。

お忙しい中講義いただきました賀数先生、ありがとうございました。

 

〈学生の声〉

・テレビで実際に津波がきたときの状態を見ても怖いと感じるだけで自分には関係のないことだ。津波なんて来るはずないと思っていました。ですが、実際の津波が起きた現場でのお話を聞き、それではいけないと気づくことができました。

・「クライシスマネジメント」という、どちらに転ぶか分からない時は、最悪の場合を想定して行動するという考え方を知って、地震が起こったけど、津波が来るかどうか分らない時には、とりあえず高い所へ逃げることが重要だということが分かりました。

・子どもたちの命を守ることを第一に考え、防災の意識を高め、適切な判断が出来るようになる必要があると感じた。そのためには、防災の知識を身につけ、日頃から職員同士が災害時の対応について共通認識を持つことや地域の人々との関わり・繋がりを大切にしなければならないと考えられる。

・今、地震で苦しんでいる人たちに、自分ができることを考えて、支援していけたらいいなと思いました。互いに助け合っていくことが、命を守ることにもつながると私は思います。