【地域連携事業】2023年度理科教育支援事業を実施しました

【掲載日】2024-03-08

沖縄キリスト教短期大学では児童の「理科」への興味関心・意欲を高めることや、小学校教員の理科指導力向上という地域課題の解決に向け、西原町教育委員会との地域連携事業に関する協定に基づき、西原町立の小学校教諭並びに児童を対象に英語科内間清晴教授、保育科照屋建太教授、公益財団法人沖縄こどもの国職員の髙江洲義尚氏が年間72コマの理科教育支援事業を行っています。
15年目を迎えた今年度も、「音の伝わり方」、「プログラミング」、「人と環境との関わり」、「星座について」など様々な内容の授業を行いました。担当された小学校の先生方からは「本事業を通して児童の理科への興味関心が高まっていることを実感した。」、「児童たちが興味をもって学んでくれる本事業を今後も継続していただきたい」などの評価をいただきました。

本事業では、今後も多くの児童が理科に興味関心を持ってもらえるよう取り組みを続けてまいります。

 

理科教育支援運営委員長 内間清晴教授のコメント

「昨年度は、支援授業回数1000回を迎えた節目の年でしたが、15年目を迎えた今年度も理科好きな児童を一人でも多く育てていきたいという思いを新たにして取り組んできました。どの支援授業においても児童たちは食い入るように目を輝かせて実験を見て、歓声をあげ喜ぶ姿にはいつも励まされ、理科支援事業を継続していくモチベーションとなりました。今学年度の支援授業で印象に残っていることは、「電流の生み出す力」をテーマとした授業でのことです。北極にはS極、南極はN極があり、地球が大きな磁石なっているので、地球では磁石の力が働く空間(磁場)があることを話したところ、児童達から地球以外の惑星にも地球と同じように磁場があるのか、太陽にも磁場があるかと次々と質問があったことです。疑問に思い、積極的に質問し納得して学んでいく姿勢は理科だけではなく、どの教科でも大切です。理科の学習を通して筋道を立てて物事を考えていく論理的な物の見方や考え方ができるように成長してほしいと思います。今後も理科好きな児童を一人でも多く育てていきたいという目標を持ち続け、毎回の授業を大切に地道に歩んでいきたいと思います。」