【活躍する卒業生】テレビディレクターとして働く

取材日:2022年1月

平安山 聖子
英語コミュニケーション学科 2008年3月卒業|本部高等学校
【勤務先】株式会社RBCビジョン(テレビディレクター)
Q1. 現在どのようなお仕事をされていますか?具体的な業務内容、お仕事の魅力ややりがい等について教えてください。
テレビ番組のディレクターをしており、主に、RBCテレビの情報バラエティ「Aランチ」や沖縄サンゴ保全プロジェクト「南の島のミスワリン」を担当しています。
リサーチから、企画、台本作成、演出、編集、時には自らカメラを回すなどほぼ一貫して手掛けています。
やりがいを多く感じる仕事ですが、中でも、地域の伝統や文化、それに携わる人々の絆や想いにカメラを向ける瞬間が一番熱くなります。
そして、番組を見た方の中に、喜びや感動、発見や驚きが生まれてくれれば、ディレクター冥利に尽きるというものです。
 
Q2. 在学中印象に残っている授業について教えてください。
第二外国語で選択した韓国語の授業です。
講義を重ねるうちに、次第と韓国の歴史に興味を持つようになり、実際に訪ねてみたいと教授に相談してみると、本当に韓国での平和研修が実現しました。
海外に行くこと自体初めてだった私は、目に映る全てが新鮮で異文化を学ぶには非常に良い機会となりました。
また、従軍慰安婦問題に関する抗議デモや歴史館への訪問は、当事者たちの熱量などを感じ、現地でしか得られない体験だったと思います。
このように、学生たちの学びたい気持ち、好奇心に真摯に向き合い、
柔軟に応えてくれる、それがキリ学の魅力ではないかと考えます。
また、課外活動で印象に残っているのは、学生たちを中心に結成したNPO団体での活動です。
世界の不均衡を体感するゲームや資料などで世界の貧困問題や環境問題を学び、日頃手にしていた安価な商品が実は、低賃金で働く途上国の人々の犠牲の上にあることを知りました。
実際に、フェアトレードの商品を学内で販売、情報を発信するなど、課題にも向き合いました。
今でいうSDGsに繋がるような活動に大学設立当初から、学生も先生方も積極的だったという印象があります。
よくキリ学の学生を「Peace Maker」と表現することがありますが、平和を学ぶ環境が整っていて、まさにこの言葉通りだと考えています。
 
Q3. 英語コミュニケーション学科の魅力について教えてください。
一番は、ネイティブの先生が県内で最も多く生きた英語が学べるところだと思いますが、私が魅力に感じているのは、英語だけではなく、ビジネス実務や経済、沖縄学、平和学、死生学など幅広く教養が身につけられるところだと思います。
論文の表題を見ただけでも本当に多種多様。
学生一人一人の個性を尊重し磨いて育ててくれる、そんな大学だと感じています。
 
Q4. 受験を考えている高校生などへメッセージをお願いします。
キリ学には、皆さんの「学びたい」に応えてくれる環境があります。
沖縄に根差しながらも世界を見据える「グローカル」な人材が育つ場所だとも思っています。
国連スタッフとして発展途上国に防災を指導している仲間、
海外のホテルスタッフとして活躍している仲間、
東京オリンピックで英語力を活かしボランティアスタッフとして携わった仲間・・・。
小さな大学ではありますが、世界で活躍する仲間がたくさんいます。
  「小さな大学から世界へ」
みなさんも、キリ学で夢を掴んで欲しいと思います
 

PAGE TOP